多くの人が悩まされる頭痛について、今回も、現役理学療法士さんに頭痛に関するお話を教えていただきました!!
頭痛の特効薬ツボ押しは実践していただけましたか?
偶然にも前回の記事を書いた直後に私の母親が頭痛の悩みで相談してきました。なんてジャストタイミングだったこと(笑)
私は、施術前にツボ押しを実践したのですが、それだけで頭が軽くなって、痛みがスッキリしたと満足されたのでびっくりでした!自分が書いた記事の内容が通用した瞬間で、自分自身が何よりも喜んでしまいました。皆さんにも効果を実感してもらえると嬉しいです!
ツボ押しに関する記事は前回の記事を参考にしてみてください。
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前回の頭痛の話を更に掘り下げた頭痛に関する記事の続きになります。
・目の奥が痛い
・頭がズキンとする
・頭が締め付けられたように圧迫されているなど
このような症状の頭痛を慢性的に感じ続けていると、ツボ押しだけではもしかしたら改善しなかった方もいるかもしれません。
そこで、もう少し頭痛について詳しく触れていきます。
決して、難しくなるというわけではありません。
どちらかというと頭痛に関してより頭の中が整理できるようにお伝えしたいと思っています。
まずは、一般的に多い2つのタイプの頭痛に関する説明をしていき、その後、それぞれの改善方法について触れていきます。
もちろん、このタイプに頭痛のすべてがあてはまるわけではないですし、あまりに痛みが強い場合や意識が飛んでしまう、手足に力が入らなくなってしまうといった時は、すぐに病院に受診してくださいね。
2つの頭痛のタイプの特徴を理解しよう
前回の記事で、頭痛には病変がない一次性頭痛と、何らかの病変がある二次性頭痛があるとお伝えしました。
一般的に、頭痛解消に用いる対策は一次性頭痛に対してです。
しかし、一次性頭痛にもタイプが大きく3つあります。
①片頭痛
②緊張型頭痛
③群発頭痛
③に関しては、頻度としてかなり低いのと、激痛を伴うためおのずと病院へ行くと思いますので、ここでは省略します。
頭痛の30%前後は、①片頭痛と②緊張型頭痛です。
そして、慢性的に悩みやすいのがこの2つです。
だからこそ、2つの頭痛について皆さんにも知ってもらいたいんです。
そこで、①と②について今から簡単に特徴をお伝えしていきます。
①片頭痛
・幼少期~40代の女性に多い
・母親に片頭痛があると40%近くの割合で片頭痛が発生しやすい
・痛みとしては、鼓動に合わせてこめかみから目の周りにかけてズキンズキンと脈を打つような感じがします。一般的には、片側に痛みがやってきますが、左右どっちにも痛みがくることも多い
・頭痛とともに嘔吐や光・音・臭いに敏感になりやすい
・片頭痛の30%は、視野の中心が見えなくなる前兆を伴う
・血の流れが良くなる入浴やマッサージ、日常動作、アルコールなどで痛みが悪化する
・原因としては、ストレス、疲労、睡眠不足、月経周期、天候、飲酒など
②緊張型頭痛
・一次性頭痛の中では最も多く、約半数近くを占める
・痛みが慢性化しやすい
・痛みとしては、頭が締め付けられるような痛みや圧迫感、頭の重さを感じる
・片頭痛のような嘔吐や光・音・臭いに敏感になることはほとんどない
・一日中頭痛が続き、夕方に痛みが強くなりやすい
・血の流れが良くなる入浴やマッサージ、運動、適度な飲酒などで痛みが軽くなる
・原因としては、ストレス、不安、目の疲れ、固まった姿勢、運動不足など
※片頭痛と緊張型頭痛を両方持っていることもあります。
なんとなくこの2つの特徴を理解してもらえたでしょうか?
この特徴を押さえたうえで、対処法をみていくとより納得できるし、実践してみようかなという気持ちになれると思います。
他の記事でも何度かお伝えしましたが、まずはそのものを知ることからです。正体がわからなければ対処もできませんから。
片頭痛の対処法
片頭痛では、血液の流れが良くなること、つまり活発に動くことで悪化を招きます。
そのため、
・ゆっくり安静にする(できるだけ静かで暗めな場所)
・頭を冷やす
・睡眠をとる など
片頭痛は、まず安静が第一という事がわかりますね。
それで少し落ち着くようであれば前回のツボ押しの率谷や太陽を取り入れてみてください。
・過労
・飲酒
・睡眠不足
・ストレス など
は極力避けましょう。
ストレス、睡眠に関しては、別の記事で詳しくお伝えしますのでお楽しみに(#^.^#)
緊張型頭痛の対処法
緊張型頭痛では、首や肩回りの筋肉が緊張してしまい、血液の流れが悪くなることで頭痛が続いてしまいます。
そのため、
・入浴(個人的には温泉や銭湯の方がよりリラックスできると思います。)
・マッサージ(首筋から肩回りにかけてコリを感じる場所にゆっくり硬い粘土を溶かしていくようなイメージでほぐしてください。)
・運動(激しい運動よりも15~30分程度のウォーキング、ストレス解消にはボルダリングなんかもおすすめです。)
・ツボ押し(前回紹介したツボ押しをメインに実践してみてください。)
・適度な休憩(長時間同じ姿勢で作業したり、目を使いすぎていませんか?まずは、1時間作業したら休憩を10分入れたり、目を休めたり、遠くを見るようにしてみてください。)
・ストレス解消(別の記事で詳しくお伝えします。)
あなたは、どちらの頭痛でお悩みでしたでしょうか?
ちなみに私は緊張型頭痛で1ヶ月近く悩みました。
頭痛を感じた当初は何か異常があるのか不安でした。しかし、自分で調べていくうちに自分の頭痛の正体を理解して、今では頭痛を感じなくなりました。
何年も頭痛を感じている方は、ここまでうまくはいかないかもしれませんが、頭痛が軽くなったり、対処法を実践していくうちに身体には良い変化をもたらしてくれるはずです。
また、この記事をきっかけに自分の身体と向き合うことで他の異常信号にも気づけるようになる可能性も高いです。
皆さんが日頃抱える頭痛の解決のきっかけになったのであれば、私は嬉しいです!
身体の事を知り尽くしている理学療法士さんも、頭痛に悩まされる時があるんですね💦
筆者も、中学生のころからの頭痛持ちで、近年は「今日は完全体だぜ!」という日はあまりないです。。。
だからこそ、理解を深めて自分である程度の対処が出来たら助かりますね(^_-)-☆
頭痛に苦しむ人が減りますように・・・(*^-^*)