歳を重ねるごとに多くの人が抱える膝の痛み💦
現役理学療法士さんに教えてもらいました!!( ^∀^)
これから、膝に関する記事を2部構成でお伝えしていきます。
この記事では、突発的な膝の痛みに対してというよりも、
慢性的に膝が痛くて悩んでいる方や、最近膝の痛みが続いて中々良くならない方
を主な対象としていきます。
今回の膝痛の内容とは少し離れますが、私自身の話をさせてください。
私は以前、高校野球球児として白球を追い求めていました。そんな日々を過ごしていた高校2年生の頃に膝が痛み始めて、思うようにプレーができず悔しい経験をしました。最終的に最後までレギュラーでやり遂げることはできたのですが、膝の痛みが消えることはありませんでした。しかも、他の人には痛いかどうかを分かってもらえないから、手を抜いているように思われてしまう。これが、さらに辛いし、悔しいし、悲しかったです。
もし、日常的に膝の痛みが起こっていて、辛い思いをし、周囲の人にあまり分かってもらえずに悩んでいると思うと切ない気持ちになります。
当時の私は、身体の事について未知の人間でしたが、今は勉強して少しばかりですが、膝に関して見え始めてきています。
私は、あなたにもその知識を共有して、少しでも役に立てばと思いこれから記事を書いていきます。
前編・後編の2部構成で長いかもしれないですが、この記事を読んだ時間で損したとは思わせないような内容にしていきますので、お付き合いください。
膝の痛みで悩んでいる方、これは他人ごとではありません
冒頭でも述べましたが、今回の記事では、
・慢性的に膝が痛くて悩んでいる方
・最近膝の痛みが続いていて中々良くならない方
が主な対象としていますので、
・スポーツで怪我をした方
・強い打撲で膝を痛めたという方
・膝周りの骨折をして膝が痛い方
はあまり参考にならない可能性がありますので、最初にご理解下さいね。
では、いきます。
膝の痛みが続いているあなた!
様々な原因が隠れてはいますが、「変形性膝関節症」というものが関わっている可能性が高いです。
変形性膝関節症というのは、単純に言うと膝が曲がってきてしまうものです。
街中でO脚やX脚が強い方を見かけたことがあると思いますが、まさにその膝が変形性膝関節症の膝です。(初期ではほとんど変形はみられません)
この変形性膝関節症の40歳以上の患者数を推定すると、画像検査で診断される患者数は約2530万人で、変形性膝関節症の症状があるという方は推定約800万人いるというデータがあります。
つまり、日本人の約5人に1人は変形性膝関節症を持っているということになります。
膝の痛みを抱えている方にとっては、他人事ではないんです。
そして、この変形性膝関節症でやっかいなことは、あなたの生活の質を下げてしまうということです。
どんどん活動範囲が制限されて、痛みが強くなって、動かなくなっていき、メンタルが落ち込んでいくという悪循環に陥ってしまいます。
だからこそ、年をとって痛みが我慢できなくなってきた頃から予防するのではなく、初期に予防していくことで、ゆくゆくのあなたの人生を変える可能性があるということを覚えていて下さい。
変形性膝関節症の症状
変形性膝関節症での1番での悩みは、基本的に痛みです。
日本人は、O脚の方が多いので、膝の痛みは内側に出ることが多いです。
では、具体的にどのような痛みを訴える方が多いのでしょうか?
初期は、動き始めの痛みが特徴的です。
例えば、
・歩き始めに膝に痛みが出る
・階段の上りはじめに膝が痛む
・動き始めは痛いが、休めば(徐々に)痛みがとれる など
これが進行していくと、階段の上り下りや正座が困難になっていき、安静時にも痛みが良くならない状況が続いて、歩けなくなっていきます。
もし、左右と比較して、膝の周りに熱を持っていたり、腫れている場合は変形性膝関節症というよりも、膝関節炎や炎症性の病気が潜んでいる可能性がありますので注意が必要です。
また、変形性膝関節症は
・膝の構成の変化をレントゲン
・膝関節内の病態の変化をMRI
で画像検査して確認することができますので、金銭的に可能であれば画像をチェックして自分の膝の状態について知ることをおすすめします。
変形性膝関節症になりやすい人の特徴
変形性膝関節症になりやすい人の特徴は数多くの研究データで記されています。
今回は、「変形性膝関節症理学療法診療ガイドライン」より、科学的に根拠の高いものを5つ紹介します。
・肥満
・膝の外傷(前十字靭帯損傷や半月板損傷など)
・肉体労働
・年齢
・女性
女性に関して、男女差はないという研究もありますが、2233の研究の分析結果で変形性膝関節症の原因に女性は密接に関連を示しているとの報告もありますし、変形性膝関節症を持っている方のうち、女性が男性の約2倍であることからも女性は、変形性膝関節症(=膝が痛みやすい)になりやすい可能性はあります。
この記事を読んで、もしかしたら「変形性膝関節症になりやすいかも」、「そもそも変形性膝関節症の可能性がある」なんて方もいたかもしれません。
後編では、具体的な治療方法や+αな情報をお届けしていきますので、次の記事も読んでいただけると嬉しいです。
後編記事はこちら👇
[blogcard url="https://chickladybug.com/hiza-itami-supporter/"]
いかがでしたか?自分の周りの人でも街中で見かける人でも、膝に何かしらある人が増えてきているように思えます・・・
みんな歳をとっていくし、「明日は我が身」ですかね(^_^;)
個人的な話ですが、先日、弁慶の泣き所といわれるスネを強打してしまいました(^◇^;)
大きく腫れ上がり内出血がひどかったので、何をするにもジンジン痛いし、歩くのにとても苦労しました。
打撲なら時間が経てばある程度回復して日常を取り戻しますが、膝はなかなか治りにくい部位なので、歩きづらい状態が長く続くのは心も辛いですね(;´Д`A
正しい知識と早めの対処で、ツライ痛みに苦しむ人が少しでも減りますようにo(`ω´ )o