「更年期障害?女性がなるアレでしょ?男は関係ないもん」
答えは「NO」です。
男性にも更年期障害はあります。しかし、男性と女性とでは当然症状に違いがあります。
すでに悩んでいる男性の方は、更年期障害かどうか確かめる方法やどこに受診したらよいか分からないのではないかと思います。
そこで今回は
1.男性の更年期障害について
2.更年期障害を簡単に確認する方法
3.実際に病院はどこに行けばよいのか
この3つについてお伝えします。
特に、2と3は中々まとめられている記事は少ないので、ぜひ自分や同僚、父親や祖父の手助けのために読んでみてください。
これが男性更年期障害!
男性更年期障害はLOH症候群ともよばれています。これには、テストステロンという男性ホルモンが関係しています。この男性ホルモンの低下が男性更年期障害の原因といわれています。
テストステロンって何?
成人男性では、テストステロンは
・筋肉の維持
・脂肪を減らす
・血を造る
・性欲を起こすなど
男性が生きていくには欠かせない役割をしています。
それに、集中力やリスクの判断なんかにもテストステロンは関係しているというデータもあります。
しかし、このテストステロンは年齢を重ねるごとに低下していきます。
そうなると、徐々にテストステロンの役割が果たせなくなってきてしまうのです。
目安としては、40歳ごろから低下していき、70歳では30~70%近くのテストステロン値が低下するようです。
つまり、「中高年の男性は更年期障害の可能性がある」ということになります。
男性の更年期障害の症状
症状はさまざまで、この症状があるからそうだ!とは一概に言いにくいので次のチェック項目で確認してみましょう。
男性更年期障害チェック」
もしかしたら、俺、更年期障害?
どうやって更年期障害って確認するの?
自分は更年期障害ではない(そう信じたい) ・・・etc・・・
こんな疑問が浮かんでくる方も多いのではないでしょうか?
ここで大事な事は、現状を把握して最善のケアをすること!です!
まずは、自分の身体の状態がどうなっているかを知る事、そのうえで、問題があるならば対応していきます。
では、男性更年期障害について確認する方法を2つお伝えします。
医療機関での採血
ここで遊離テストステロンという測定値を確認します。
基準値は8.5rq/ml以下で疑いありとなっています。
まずは病院に受診して血液検査を行ってみてください。
国際的に使用されている男性更年期質門票のAMSスコア
これは、精神や心理、身体や性機能について17項目の症状を1(ない)~5(きわめて重い)の5段落で確認する方法です。
ぜひここで採点してみましょう!
※採点は、ない:1点、軽い:2点、中程度:3点、重い:4点、極めて重い:5点
①総合的に調子が思わしくない(健康状態、本人自身の感じ方)
②関節や筋肉の痛み
③ひどい発汗
④睡眠の悩み
⑤よく眠くなる、しばしば疲れを感じる
⑥いらいらする
⑦神経質になった
⑧不安感(パニック状態になる)
⑨からだの疲労や行動の衰退
⑩筋力の低下
⑪憂うつな気分
⑫「人生の山は通り過ぎた」と感じる
⑬「力尽きた」・「どん底にいる」と感じる
⑭ひげの伸びが遅くなった
⑮性的能力の衰え
⑯早朝勃起の回数の減少
⑰性欲の低下(セックスが楽しくない、性交の欲求がおきない)
※合計点が17~26点:ない、27~36点:軽度、37~49点:中程度、50点以上:重症です。
いかがでしたでしょうか?
この2つの方法を使って、まずは自分が更年期障害なのかどうかをある程度正確に把握してから次へ進みましょう。
病院に行く!はたして何科?
私もですが、実際に身体に痛みや異常があったときに、病院に行くとしても、何科にかかればよいか分からない、、、、なんてことよくありませんか?
特に、男性更年期障害というまだまだメジャーでないものを聞くには抵抗があると思うかもしれません。
折角病院に行こうと思った気持ちが折れないために、男性更年期障害を診察できる科をまとめました(^_-)-☆
①泌尿器科
②メンズヘルス外来
③男性更年期外来
基本的に①があれば、診察可能と思われますが、②③があるとより専門としている先生が多いので、参考にしてみてください。
基本的に治療は、漢方薬やテストステロン補充療法を行っていくそうですが、テストステロン補充療法は一部を除いて、保険適応外となっている所もあるようなので確認してみてください!
最後に簡単な治療法としては、生活習慣の改善があります。
ストレス解消に過度なお酒やアルコールを摂取して、休日は運動しないでテレビをみてダラダラして1日を過ごしていませんか?
これでは身体をじわじわと悪くしていることに今気づいて下さい。
そして、少しでも身体に良い散歩や自然観賞、暴飲暴食を止めて適切な食事を意識して、これから自分の身体と向き合いながら、明るく生活が送れることを願っています。
更年期障害は、男女ともにある程度の歳を迎えると避けられないものです💦
女性の更年期はこちら👇
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いずれ自分自身にその時が来たら、
「あ~ぁ、とうとう更年期・・・」
ととらえずに、今までよりも自分の身体と心の声を聞いてあげるべき年齢ということで、自分の事も大事に毎日を送るようにしたいと思います!
せっかく生きているんだもん!気分は自分であげて楽しくしなきゃ損だーーーー( `ー´)ノ